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【ロスカットは怖くない!】ロスカットの誤解を徹底解説【FX】

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FXディレクション 第2回「ロスカットを知ろう」

「FXディレクション」では、FX初心者の方から中級者の方向けを中心に、用語や仕組みの解説やテクニカル分析などを紹介していきます。

第2回目のテーマは「ロスカット」を紹介したいと思います。
誤解されがちなロスカットですが、実は、FXのルールの中で非常に重要なポイントです。
言い換えると、ロスカットを正しく理解していないと、FXで勝つことは難しくなります。

結局、「初心者の9割が負ける」とさえ言われているのは、この辺りも大いに関係していると思います。

みなさんには、しっかりと理解してもらって、ぜひ「勝てる初心者」になって欲しいと思います。

ロスカットの誤解「ロスカットは怖いもの」

TVやインターネットでは、「ロスカット」は、とても怖いもののような表現がされています。
確かに、ロスカットは大きな損を出しますから、避けたほうが懸命です。

しかし、借金を背負ったり、破産するようなものではないのです。
ロスカットとは、「ロス」=損失を「カット」=切る、つまり、「損切り」です。
言い換えると、全てを失う前に損失を確定させてしまうものです。

ロスカットは、本質的には以下の2つの意味があります。

①投資金以上のマイナスが出る前に損切りする仕組み(投資家保護)
②含み損が膨らんだ際に、相場が戻るまで待つことを許さない仕組み

ロスカットはどうやって投資家を守るのか

ロスカットは、含み損が一定の割合以上になると、強制的に決済されることを言います。
含み損が、預けた投資金以上になる前に強制決済されるため、最初に預けた投資金よりは減ります

しかし、預けた投資金以上のマイナスになることはまずありません
スッカラカンになることを防ぐために、強制決済するのです。

含み損:時価評価のマイナス額。予想と反対の方に相場が動くと含み損が膨らみます。
よく分からないという方は、こちらの記事もどうぞ。

「相場が戻るまで待つ」ってどういうこと?

FXは、売りと買い、双方の注文が1セットで損益が確定します
実際にドルを買ったり、円を売ったりするわけではなく、その価格の差額を利益にしています。

つまり、買ったポジションがいくら高騰しても、その時に売らずにまた相場が戻ってきてしまうと、「逃がした魚は大きい」状態になります。
逆を言えば、いくら含み損が大きくなっても、決済注文(「売り」で持っているなら「買い」、「買い」ならば「売り」)を確定させるまでは利益もマイナスも確定しないのです。

と、いうことは、マイナスがいくら大きくなっても決済しなければ、戻るまで待てばOKです。
しかも、FXは株取引などに比べて、相場が戻りやすいのが特徴です。

ただし、FXは正式には「外国為替証拠金取引」というように、証拠金を取引の根拠にしています。
そのため、含み損が膨らみすぎた状態では取引が出来ないようになっているのです!

ロスカットされるまでの過程

実際に、どうなったらロスカットされるのか見てみましょう。

ロスカットが発動されるパーセンテージは、取引会社によって違いますが、ここでは証拠金維持率50%を切ったら発動する場合で考えます。
※ちなみに、私がメインで使っているSBI FXトレードやDMM FXでは、50%を切るとロスカットされます。

証拠金維持率の計算式は、あえて触れません。
公式よりも、実際の取引に活かせる考え方を、自分のものにして欲しいと思います。

専門用語でよく分からなくなったら、具体的な数字を当てはめてみることをオススメします。

早速やってみましょう。
5,000円の証拠金を用意したとします。

証拠金:FXの取引専用の口座に移したお金です。証拠金を使って、FXの取引を行います。
米ドル円(USD/JPY)を1,000通貨分をレバレッジ25倍で買いました。
※レバレッジの説明は後でするので、とりあえずそのままでOKです。
分かりやすいように、1ドル=112円としましょう。
このとき、必要な証拠金は、
112円×1,000通貨単位=112,000円
112,000円÷レバレッジ25倍=4,480円です。
取引したことで、このように変わったわけですね。
そして、この余剰金の520円が、含み損に飲まれた状態が、証拠金維持率100%の状態です。
現在、持っているポジションは1,000通貨単位なので、1円分相場が動くと1,000円の損益に繋がります。
「◯◯円」と表記される、円との通貨ペアの場合、
相場変動分×持っている通貨ペア]円分の損益になります。
今回は「買い」ポジションで持っているので、0.52円相場が下がると、含み損は520円分になります。
取引で使用している分+含み損=5,000円となったとき、証拠金維持率が100%となります。
この状態から、さらに含み損が膨らむと99%からどんどん維持率の数字が小さくなります。

証拠金維持率50%になるには…

ロスカットが発動する証拠金維持率が、「100%を切った場合」に設定されている会社では、先ほどの「取引で使用している分+含み損=証拠金」になった瞬間にロスカット=強制決済されます。

では、証拠金維持率が50%というのは、どうすればなるのでしょうか。

用意した証拠金が5,000円ですので、資産評価額が2,500円になると50%です。

つまり、含み損が、余剰金分の520円+2,500円=3,020円となったときにロスカットが発動するのです。

これは、米ドル円の1日あたりの値動きをチャートにしたものです(日足のローソク足)。

これで見ると、1日に3円分動いている日はほとんどないことが分かります。

ただし、ロスカットを回避できたとしても、証拠金維持率が100%を切った状態で翌日を迎えられない「追証」というルールが設定されています。
証拠金維持率が、100%を切ったらロスカットが発動する会社では、追証はありません

ロスカットを回避する方法

ロスカットを回避する方法は、大きく分けると3つあります。

①所持しているポジションを決済する
②証拠金を追加する
③「逆指値」を設定する

 

①の「ポジションの決済」は、意外と忘れがちです。
ロスカット水準まで達しているので、それなりの損失が出ていますが、正直この時点で切っておけば、まだマシです。

一番初心者が陥りやすいのは、ロスカットを嫌うあまりに証拠金を追加し続け、追加した挙げ句にロスカットされるパターンです。
最初のロスカットであれば、投資金の多くを失うだけで済みますが、追加し続けた上でのロスカットだと、追加した合計額から一定の割合を失います。

「すぐ返すから」と投資用以外のお金に手を付けていると、本当に悲劇の運命が待っています。

 

②は王道です。
ロスカットは、あくまで証拠金維持率がベースとなっているため、分母となる証拠金を増やせばロスカットの危機から遠ざけることが出来ます。

ただし、少額での追加は先ほど書いたような、最悪のシナリオになる可能性があるので、投資用のお金が尽きたら、「それ以上追加しない」という選択肢も重要です。

 

③が最も現実的です。
ロスカットよりも手前に、ある程度マイナスが出たら決済注文を出すように指示をしておきます。

「ここまで履歴が出たら決済してくれ」と価格の指示を出すことを「指値」と言い、逆に、「損失」の値で価格を指示しておくことを「逆指値」と言います。

オススメのロスカットとの付き合い方

ロスカットとの付き合い方で一番オススメするのが、

証拠金ギリギリまで取引に使わない

ということです。

証拠金が数百万円だろうと1億円だろうと、証拠金で取引だけるだけ取引に使っていてはあっという間にロスカットされてしまいます。
どのくらい証拠金を残しておけばいいか、相場の急変がある以上、「どこまであれば安心」と言い切ることは出来ません。

それでも、過去何年か分のデータや、リーマンショックなどの急変時のデータを見れば、最悪同じようなことがあっても、「これだけ余幅をもっておけば耐えられる」という目安が見えてきます。資金に余裕があれば、さらに証拠金を追加しておけば盤石です。

ただし、ロスカット発動ルールが、証拠金維持率だけではない会社もあります。
例えば、SBI FXトレードでは、「通貨ペアごとにロスカット水準を設ける場合」は、証拠金に関わらず、その取引に必要な証拠金に対しての含み損の割合でロスカットが発動します。

ロスカットアラートの有無や追証の判定ルールなど、細かい条件は取引会社によって変わりますので、確実にチェックしておきましょう。

次回、第3回目はレバレッジについて、紹介したいと思います。


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